促音(詰まった音)の書き方

  • 「そくおん 【促音】」
     語中において、無声閉鎖音 k ・ t ・ p や無声摩擦音 s の前で一拍分だけ息をとめるものをいう。
    「かっぱ(河童)」「立った」「はっさく(八朔)」「バット」などのように「っ」「ッ」で表記する。つまる音。促声。
    「大辞林 第二版 (三省堂)」より

  • 下の〔例〕をご覧ください。
    「もっと」の場合は、「も」と「と」の符号を交差させます。要するに、前の符号のおしまいのあたりに後の符号をひっかけて書きます。
    「かっか(閣下)」のような場合は交差できませんので、こういうようなときは、前の「か」と後の「か」を少し重ねて書きます。
     …「かっか」の書き方

  • 「ざっか(雑貨)」、「じっか(実家)」、「げっか(月下)」のような濁音が詰まる音の場合は、下の〔例〕のように、前の符号の中央部に後の符号を接触させます。
    整理しますと、「末尾交差」が清音の促音、「中央接着」が濁音の促音となります。
    これは、石村式の書き方でもあります。

     なお、濁音の促音の書き方は、例えば「ざっか」の場合に清音「さ」の末尾に小円をつけた濁音符号の「ざ」と、後字の「か」を末尾交差させる方法でも結構です。
    …もうひとつの「ざっか」の書き方。



〔例〕