○ツと○チは、こう書きます
前回は、漢字の音読み(漢音)で二音からなるもには「インツチクキ」の共通点があることを学びました。
今回は「○ツ」と「○チ」の書き方を解説いたします。
漢字には音読みと訓読みがあることに関しては説明するまでもありませんが、我々は普段会話に使用している漢字が「音」なのか「訓」なのかということを意識して使うことは、まずありませんね。 速記を書く場合でも同様です。
しかし、「ツ」や「チ」といった音は言葉の中で非常に多く使われますので、速記においてはこれらの音を簡単に書けるように単純な線で表しています。
それではもう一度、
で習った基本文字を見てみましょう。
「ツ
」も「チ
」も実に簡単な線です、これを二音目につなげればいいのです。
では、書いてみましょう。
「ツツ」というように、同じ音が続く場合は、一音だけかいて隣に点「.」を打ちます。
「チ」も同じ要領です。
もうお分かりですね。それでは、ナ行以降は自力で書いてみてください。
(ここまでの練習問題)
アンシツ(暗室) セツモン(設問) ウンセイ(運勢) トンカツ(豚カツ)
フイウチ(不意打ち) ヨイマチ(宵待) ワンナイ(湾内) オンスイ(温水)
ケイサツ(警察) ヘイネツ(平熱) ハチミツ(蜂蜜) アンタイ(安泰)
トチカン(土地勘) セイメイ(生命) ヘンタイ(変態) レイカン(霊感)
練習問題の答え(kotae_1.pdf…198KB)